逆流性食道炎の原因

逆流性食道炎の原因はさまざまです。

そして、それらの原因がお互いに絡み合って
逆流性食道炎を引き起こすケースがほとんどです。

医学的な根拠がある逆流性食道炎の主な原因には
次のものがある。

逆流性食道炎の原因

1. 加齢

年齢を重ねると下部食道括約筋が他の筋肉と
同じように衰えます。

下部食道括約筋が弱くなると
本来なら閉まっているはずの
胃の入り口が開いた状態になるので
胃酸が食道へ逆流しやすくなる。

食道に出てしまった胃酸を戻す力も
弱くなるので胃酸が食道の中に
留まってしまうのです。

高齢者に逆流性食道炎が多く発症
しやすいのはこの為です。

また、加齢によるもう一つの原因は
唾液の量が減ることです。

逆流して食道に残った胃酸を唾液と一緒に
飲み込もうとしても量が足りないので
全部飲み込めない。

2. ストレス

ストレスを感じると胃腸の働きが乱れます。

その結果、胃酸が過剰に分泌されたり、
逆に胃酸の分泌が減ったり、食べ物が胃に
入っていないのに胃酸が分泌されたり
本来の働きができなくなります。

逆流性食道炎が発症しやすくなるのです。

3. 食べ過ぎ

特に脂っこい物、消化しづらいタンパク質、
炭水化物を多く含んだ食べ物を消化する
にはたくさんの胃酸が必要になる。

食べ過ぎた分だけ胃酸が正常量より多く
分泌されるので逆流を起こし易くなる。

また、辛い物、熱すぎるもの、冷たすぎる物、
タバコは食道、下部食道括約筋、胃に大きな
刺激を与えるので機能低下に繋がり逆流を
起こし易い環境を作ってしまう。

4. アルコールの飲み過ぎ

アルコールも胃に与える刺激が大きいので
胃酸の分泌が多くなる。

特に、真夏のキンキンに冷えたビール、
アルコール度数の高い酒なども胃に与える
刺激が大きいので
逆流性食道炎を発症させやすくする。

コーヒーやコーラーなどのカフェインを
含む飲料も胃酸の分泌を増やしますので
逆流し易くなります。

5. お腹辺りの圧迫

胃やお腹を締め付けるような
服装は良く有りません。お腹の辺りが
丸まった悪い姿勢で座ると逆流が
起こり易くなります。

逆流性食道炎は妊婦さんに多く見られる
のもお腹のあたりが
圧迫されるのが原因です。

6. 肥満

内部脂肪が増えると胃を圧迫してしまうので
逆流性食道炎がおき易くなる。

体重管理は重要です。肥満では無いが、
妊婦さんも逆流性食道炎になりやすいという
傾向があります。

お腹が大きくなり、
胃が圧迫されるので逆流性食道炎が
発症し易くなります。

7. 家族ヒストリ

逆流性食道炎は上の1〜6の原因で
主に発症しますが遺伝性があるという
研究結果もあるようです。

規則正しい生活を送っているにもかかわらず
逆流性食道炎の症状が現れることもある。

逆流性食道炎は主にこれらの原因で
発症している。

特に食べ過ぎ、飲み過ぎ、肥満などは
ある程度自分で管理出来るのでそうなら
ないようにしましょう。

悪い生活習慣によって発症する場合は
進行は非常に速くなりますので
注意が必要です。