逆流性食道炎の薬とその副作用

逆流性食道炎 薬治療, 逆流性食道炎薬治療 副作用
逆流性食道炎は薬治療がメインになっています。

しかし、薬治療には症状を抑えるだけの効果が
あり、完治出きるケースが稀なのが実情です。

薬治療で逆流性食道炎が治ったという人もいるが
薬治療を続けて症状を和らげながら生活習慣の
見直をはかった、食事に注意するようになった
事が結果に繋がったケースがほとんどです。

薬の効果というより生活習慣を改善したことで
病状が治ったのです。

また、逆流性食道炎の薬には副作用のリスクが
あります。

副作用の恐ろしい事例が数多く記録されている。

逆流性食道炎の治療に今現在4種類の薬が
使われている。
それぞれの効果と今まで確認された副作用を
まとめました。

1. ヒスタミン H2受容体拮抗薬

H2ブロッカーとも呼ばれる薬です。

胃酸分泌を制御する細胞にはH2受容体と
名付けられた組織があり、
それが人体に存在する物質ヒスタミンと
合体する事で胃酸が分泌される。

H2ブロッカーを服用するとH2受容体と
ヒスタミンの合体を抑制する事で
胃酸の分泌を抑える効果がある。

今まで確認された主な副作用には、皮膚に
つぶつぶができる(発疹:ほっしんと呼ばれたりする)、
食欲不振(しょくよくふしん)、下痢(げ り)、
便秘(べんぴ)、口の渇き(かわき)などが有ります。


2. プロトンポンプ阻害薬(PPI)

これも胃酸の分泌を抑える薬として使われている。

胃酸を分泌させる働きをするプロトンポンプ
という一種のタンパク質があります。

PPIを服用するとこのプロトンポンプと合体する
ことで胃酸の分泌を抑える効果があります。

他の薬と比較して副作用が少ないと評判だが発疹、
肝障害などの副作用が確認されている。


3. タケプロン

上記のPPIと同じくプロトンポンプの働きを
阻害することで胃酸の分泌を抑える効果がある。

比較的長時間薬の効果が維持されると言われている。

頭痛、下痢、肝機能障害や胃腸機能障害などの
副作用が確認されている。

また、稀に確認されるが血液障害、
肺炎(はいえん)、腎機能障害
なども確認されている。


4. ガスター

上記H2ブロッカーと同様にH2受容体と
ヒスタミンの結合を防ぎ胃酸の分泌を
抑える効果がある。
市販で販売されているガスター10は有名です。

ただ、副作用もある。

主な副作用には便秘、皮膚が赤く腫れ上がり
かゆくなる蕁麻疹(じんましん)、
女性には月経不順、手足のむくみなどが確認されている。


5. 粘膜保護薬(ねんまくほごやく)

胃から逆流した胃酸が食道を傷つけるのを
防いで食道の粘膜をガードする効果がある。

主に上記の胃酸の分泌を抑える薬と一緒に
服用される事が多い。

便秘や下痢の副作用が確認されている。 

このように逆流性食道炎の治療で使われて
いる薬は胃酸の分泌を抑える効果がメインです。

薬を服用することで胃酸の分泌を抑えながら
生活習慣を見直す、食事制限など積極的に
行わない限り逆流性食道炎は治りません。

また、一回治っても通常の生活に戻ると
再発する確率も高いようです。

薬治療が成功したという人の大凡90%が1年以内
逆流性食道炎が再発するというデータもある。

なので、再発させない為には再発を予防する
薬を飲み続ける必要性があります。

しかし、医薬品なので副作用の心配もあり、
他の正常の内蔵にもダメージを及ばす
可能性があるので薬治療を長くつづける
ことはお勧め出来ません。

そこでお勧めするのは、
薬を一切使わないでヨガーなど東洋医学で
用いられる運動法を取り入れた自宅でも
気楽に実施できる逆流性食道炎の治療法です。

体本来の力を呼び起こすことで病状を改善する
治療法なので完治も期待できる。